算術の天才たちが集う神社

算数を得意にする中学受験個別指導教室|港区田町|算数・数学専門高橋塾
こんにちは、高橋塾の高橋です。

先日、東京都渋谷区にある金王八幡宮にお邪魔しました。

金王八幡宮は、長い歴史を持つ神社です。
創建は寛治6年(1092年)と伝わっており、渋谷という地名の由来に関わる説の一つとして、この神社の社記に基づく話も残されています。

そんな歴史ある神社ですが、江戸時代には少し変わった文化でも知られていました。
それが「算額」です。
金王八幡宮には、江戸時代に奉納された算額が今も残されており、渋谷区の文化財にも指定されています。

算額とは、和算の問題や解き方を額や絵馬に記して、神社やお寺に奉納したものです。
当時の人たちは、自分で考えた問題を出し、それを見た別の人が考え、学び合いながら算術を楽しんでいました。
和算を題材にした小説『天地明察』でも、こうした世界が広く知られるようになりました。

私が訪れたときには、境内に算数の問題を書いた絵馬が並んでいるわけではありませんでした。
ただ、昔の算額が今も残されていることを知ると、この場所に、算術を深く愛した人たちの思いが確かにあったことを感じます。

昔の人たちは、ただ計算が速いだけではなく、問題を作り、考え、工夫し、それを他の人と共有しながら算術を楽しんでいたのだと思います。
今で言えば、ブログやホームページで問題を紹介したり、解き方を発信したりするのに少し近い感覚かもしれません。

算数というと、どうしても「受験のための勉強」という印象を持たれやすいかもしれません。
もちろん受験では大切な教科です。
ただ本来は、考えることそのものの面白さが詰まった学問でもあります。

江戸時代にも、神社に問題を奉納してまで算術を楽しんでいた人たちがいた。
そう考えると、算数の面白さは昔から多くの人を引きつけてきたのだと感じます。

高橋塾でも、ただ答えを出すことだけでなく、
「考えることは面白い」
「わかったときは嬉しい」
と感じられるような指導を大切にしていきたいと思っています。

今回金王八幡宮を訪れて、改めてそのことを強く感じました。
これからも、子どもたちに算数の楽しさを伝え続けていきたいと思います。

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