ではない、じゃない
算数を得意にする中学受験個別指導教室|港区田町|算数・数学専門高橋塾
こんにちは、高橋塾の高橋です。
今日は場合の数の考え方でよく使われる
「ではない」「じゃない」で求めるやり方について説明したいと思います。
通常の場合の数は聞かれている状況が何通りあるか考えます。
例えば「1つのサイコロをふって偶数がでる場合の数」は何通りでしょうか。
2,4,6
の3通りです。
これが「2つのサイコロをふって両方とも偶数がでる場合の数」は何通りでしょうか。
それぞれ3通りなので
3×3=9
9通りです。
このように聞かれている場合をかぞえます。
では「2つのサイコロをふってどちらか奇数がでる場合の数」は何通りでしょうか。
この問題の場合は問題文を言い換えてみましょう。
「2つのサイコロをふってどちらかが奇数がでる場合の数」
「2つのサイコロをふって両方とも偶数ではない場合の数」
このように言い換えることができます。
そうすると「全体」から「ではない」ものをひくと求めたい数がでます。
なので「2つのサイコロをふってでる場合の数」から
「2つのサイコロをふって両方とも偶数の場合の数」を除けば
「2つのサイコロをふって両方とも偶数ではない場合の数」がでます。
「2つのサイコロをふってでる場合の数」は
6×6=36通りなので
「2つのサイコロをふって両方とも偶数ではない場合の数」は
36ー9=27
答えは27通りです。
このように算数では直接求めるのが難しい場合
違うほうから考えると答えが出しやすくなります。
問題が解けないときは「ではない」「じゃない」を意識してみてください。
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